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慢性リンパ性白血病

慢性リンパ性白血病は、成熟した小型の「リンパ球」ががん化して血液や骨髄中で増えるご病気で、リンパ節や脾臓という左のわき腹の中にある臓器でリンパ球が増えて腫れることもあります。毎年50万人に1人がかかるといわれているまれなご病気で、70歳以上の方に多いとされています。

症状としてリンパ節の腫れや発熱を認めることもありますが、無症状のまま検診の血液検査でリンパ球の増加を指摘されて受診されるケースも多くみられます。血液や骨髄中の血球をフローサイトメトリーという機械で分析し、「CD5CD23といったこの病気に特徴的な抗原が表面に出ているリンパ球が増えている」ことを証明することによって、診断がつきます。

高齢の方に多く、大部分は進行もゆっくりであることから、症状がない場合は治療せずに様子を見ることも多いご病気でしたが、現在はがん化したリンパ球の遺伝子異常や表面抗原といったものを詳しく調べることで、進行が早く予後がわるいケースをあらかじめ予測できるようになってきました。

このご病気によってだるさや発熱、お腹の張りなどの症状が出てきた場合には、点滴または飲み薬によって治療することができます。貧血や血小板の減少などの症状に対しては、輸血を行うことも可能です。患者さんの体調や、病院への通いやすさなどに合わせた治療をご提案させて頂きますので、お気軽にご相談ください。

 

慢性リンパ性白血病に用いるレジメン

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