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ご挨拶

はじめまして。
なんてんクリニック院長の堀内俊克(ほりうちとしかつ)と申します。
もしかすると「はじめまして」ではなく、防衛医科大学校病院や入間川病院でお会いしているかもしれませんが、自己紹介をさせて頂きます。

大阪府堺市出身で、19歳の時に所沢にある防衛医大に入学し、その後はほとんど所沢で過ごしており、ほぼ人生の半分くらいはこの辺りで過ごしていることになりました。
卒業後は研修医を経て、血液内科を専門として診療し、血液専門医、総合内科専門医、輸血認定医を取得しています。

医師を志したきっかけ

医師を志し、血液内科を専門にしたきっかけというのは幼稚園の時に仲が良かった友達が白血病で亡くなったことです。子供ながら死を意識し、人体の不思議に興味を持ち、病気を治したい、他の人に治せない病気を治せる医者になりたいと思いました。

学生時代について

学生時代はテニス部、ME部、NAMIAに所属していました。ME部とはMedical Engineeringの略で、医用工学に関して研究をする部活で、実験をして論文を書いたり、学会発表をしていました。NAMIAは他大学の医学生と一緒に勉強したり、ボランティア活動をする部活で、防衛医大は所属してなかったので設立した初代部長になります。ほかにも病理学教室の先生にお世話になり、検体の免疫染色をして悪性中皮腫の診断に有用な染色法を発見し、学会発表、論文発表をしました。振り返るとどちらかというと研究好きで何かと新しいことに挑戦をしていた毎日でした。

学生の時から白血病を治療できる血液内科を専門に進もうと決めており、木村文彦先生(現 防衛医大血液内科教授)にお願いし、都立駒込病院で山下先生(現 聖路加国際病院血液内科医長)、静岡県立静岡がんセンターで池田先生(現 同病院血液・幹細胞移植科部長)と内山先生(現 諏訪赤十字病院部長)のもとで研修をさせていただき、血液内科の難しさ、面白さに触れてきました。

学生実習もまじめに楽しく取り組み、患者さんの担当についた際には足しげく通い、 話の中で入院患者さんから不安と寂しさを感じとりつつ、世間話を交えながら1日1笑を目標にしていました。

6年生の時にはOxford大学に夏休みを利用して留学することができました。学費や寮費は無料で、日本からは年2人ほどしか受け入れていないこともあり、競争率は高かったですが、学校での成績や論文などの功績等が認められ、運よく選ばれました。Oxford大学医学部は世界で3本の指に入るだけあって学生も優秀で驚かされることも多く、いい刺激を得ました。来院された患者さんの問診には学生1人で行き、自分でしっかり診察し、後で担当の先生に治療の提案ができていました。唯一勝てたのは採血で、今は日本でもあまり学生にはさせなくなりましたが、学生実習の時に朝採血とかに積極的に参加していて、手先は器用な方であったこともあり、Oxfordの先生からヴァンパイアといわれました。外来にも陪席する機会があり、自分の教授室のような部屋で診察となるのですが、待合で待っている患者さんは紅茶とお菓子を食べて待っており、呼ばれて入室するとまずは握手から入り、友人のような話しぶりで診察をしていました。これがイギリス流の大学病院の外来なのかと衝撃をうけました。私の診察を受けたことがある人はわかるかもしれませんが、ちょっと私の外来が馴れ馴れしいと感じるのはこの影響があるからかもしれません。私の目指す外来は友人宅に遊びに来て世間話をするというものであり、タスクとしてではなく、喫茶でおもてなしをして楽しんで帰るということを目指したいと考えています。そのイメージがあるため、なんてんクリニックの待ち時間には1階のパティスリーカフェの助けをかりておもてなしができるようにしています。新型コロナが落ち着くようならクリニックの待合室や化学療法室にドリンクやお菓子を届けてもらい、楽しんでもらえるようなら幸いです。

卒業後の経歴

卒業後は研修医で各科をまわり、その後自衛隊医官としての仕事もあり、いろいろな疾患の診断治療を行い、総合臨床医として力を養いました。

自衛隊をやめて入間川病院で働くようになり、断らない全科当直をするときにこの時の経験が活かされ、切り傷の縫合や脱臼整復も多少なりともできる内科医になれたのはよかったです。
入間川病院では内科だけでなく、1人血液内科医として多くの患者さんを防衛医大や埼玉医大、地域の病院からご紹介いただき、治療していき、逆に大学病院では治療できない高齢者や複数の疾患をもち全身状態が悪い方の治療をして自分を磨くことができました。特に外来化学療法が主となる多発性骨髄腫に関しては、外来化学療法ができない防衛医大から多くの方をご紹介いただき、日本でもトップレベルの治療患者数となり、講演会などを通じて情報発信をすることが多くなりました。その経験を活かして当院では「なんてん多発性骨髄腫センター」を設立し、さらなる情報発信や他院からの診断治療の相談を受け付けていきたいと考えています。

最後に

当院を開業するにあたり、今まで一緒に働き頼りにしていた看護師、薬剤師、検査技師、医療事務が一緒に働いてくれることとなり、心強く思っています。外来化学療法をしっかり行えるようにふつうのクリニックにはない検査機器も採用し、大学病院レベルの治療を行えるように整えています。安心してお任せください。

長文駄文となってしまいましたが、地域医療を支え、最高の治療を提供できるようにしたいという気持ちは誰にも負けません。なんてんクリニックが皆様の難(なん)を転(てん)じてくれるように頑張っていきます。
よろしくお願いいたします。

なんてんクリニック院長
堀内 俊克

略歴

1984年10月 大阪府堺市出身
2010年3月 防衛医科大学校 卒

2010年5月~2012年5月

防衛医大病院及び自衛隊中央病院で主に研修医

2012年6月~2017年8月

防衛医大血液内科と自衛隊の仕事を兼務
2017年9月~ 入間川病院内科常勤医 兼 防衛医大血液内科非常勤務医
2019年4月 入間川病院血液内科部長に就任
2021年11月 なんてんクリニック院長に就任

専門医・資格等

  • 日本血液学会認定血液専門医
  • 日本輸血・細胞治療学会認定医
  • 日本内科学会認定専門医
  • 難病指定医(血液疾患関連)
  • 緩和ケア研修会 修了
  • 産業医

 

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